2019年4月の桜を見る会(官邸サイトより)
税金で選挙活動していたという「桜を見る会」疑惑が話題になっています。
ついには
詐欺グループにまで招待状を送り
しかも
それを詐欺の材料にされていたようです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191129/k10012196611000...
安倍政権による税金の私物化は
今に始まったことではなく
森友学園問題でも
加計学園問題でも
大学入試の民間試験導入問題でも
(1)ルールを権力でゆがめる・破る
(2)友人や支持者に税金から金品を与える
(3)それがバレる
(4)証拠を隠滅して知らん顔する
というワンパターンだったと思います。
今回も
同じパターンだから許されるわけではなく
よりいっそう
政権交代の必要性が高まっているのではないでしょうか。
ところで
多くの識者が
「功労者を集めてもてなすのは構わない」
「しかし"功労者"の名前で安倍後援会メンバーを呼ぶのはダメ」
というスタンスのようです。
しかし
今回の事件の問題点とは別ですが
個人的には
今回問題になっていない
「政府が功労者を認定する」ことの是非について
考えてみる必要があると思っています。
これは
春と秋に行われている叙勲も同様です。
例えば
陸上競技の100m走なら
決められた長さを決められたスタート方法で走り
身体のどの部分がゴールする時間を計測するかもルール化されています。
これが
フィギュアのような採点競技になると
審査員の主観が入る余地が出てきますが
それは
複数のジャッジを採用することで
緩和する工夫をしています。
参加者は
それを全部承知の上で
ルールに従って練習を重ねて
1位をめざすわけです。
逆に言えば
ルールが1位を決めるのです。
私は
1位にだけ価値があるとは思っていませんが
それは
参加する人が自分で決めれば良いことで
「銀メダルはいらない」と主張する選手がいても
やむを得ないと考えています。
春・秋の叙勲は内閣府賞勲局が決めていますが
「パン屋と政治家の貢献度をどう比べるか」
などという細かいルールがあるとは思えません。
各省の大臣は
推薦する権利があるようですが。
(どこかで聞いたね)
「こういう結果を残せば確実に勲章をもらえる」
という最低のボーダーラインなど
ないものと思われます。
にも関わらず
政府が「この人は功績がありました」と認定する制度は
国民を支える立場でなければならないのに
政府を国民の評価者に格上げするシステムになる危険があると思います。
まして
「実は与党の都合で決めました」では
ルールのギリギリを極めて優勝を目指している
全国のすべての競技者に対して
失礼すぎるような気がします。
ボランティア経験を入学試験の資料に使い始めたとき
「そうしないとボランティアする人が増えない」
と主張した関係者がありました。
それを聞いて
「この人はボランティア経験がないのだな」
と感じたことを覚えています。
様々なボランティア活動に熱心に取り組んでいる若い友人は
「これでは点数目当てにボランティアしている、と見られてしまう」と
心底嫌がっていました。
それと同じような
人間に対する浅い見方を
私は
国や自治体の栄典制度に感じます。
社会に貢献した人は
必ず誰かに感謝されています。
その感謝の重みを知っていれば
「勲章がなかったら社会貢献しない」などとは
考えないのではないでしょうか。
コメント
もっさん
2019年 12月03日 14:31
首相も大臣も関係を否定していますが
じゃあ全く見ず知らずの人になぜ招待状が??
もう潔く謝ったらいいのに。。。と思ってしまいます。
Yoshi
2019年 12月08日 14:17
桜を見る会はジャパンライフにも繋がるんですね~
いろんな繋がりがあることあること^^;
安倍政権 いろいろと問題があるに なかなか崩れませんなぁ
まぁギリギリなんでしょうけど
kinchan2008
2019年 12月08日 21:51
>もっさんさん
大手のメディアを懐柔しているので
今までも
政権崩壊に匹敵する不祥事を
逃げ続けてきました。
今回も
情報操作で逃げ切るつもりなんでしょうね。
kinchan2008
2019年 12月08日 21:53
>Yoshiさん
テレビ局や全国紙の社長クラスは
みんな
安倍さんと夕食会とかしていますから
余程世論が盛り上がらないと
報道は甘くなります。