トシコロさんの日記

2019年 09月30日 16:50

小林博士の「ボランティア=アマチュア活動」は福祉だけだったか?

(Web全体に公開)

「小林博士を一度拝見」の文の終わりに記した、小林博士の「(私の福祉活動は)ボランティアだった」のボランティアの意味は、善意が絡んだアマチュア活動とか、素人活動だと思えば、判りやすいだろう。確かに、福祉のプロ意識が欠けていたかもしれない。


  では、本職であるはずの医学・医療はどうだったのか。これも今の僕は疑問を持たざるを得ない。医者のプロ意識は、患者の苦痛を治す・軽くして、少しでも気持ちも解放させる事の手伝いに尽力する事である。また、患者の体を大局的に見ての治療とか。その為の勉強も欠かせない。福祉関係同様に、これも善意みたいなものでは中途半端になり、どうにもならないわけである。非常に深い人間愛が必要である。誰でもできるようなボランティア活動とは根本的に違うわけである。

  だが、例えば、脳性まひの硬直対策の医療用麻薬投与。大体、それは手術用に開発されたものであり、常用は想定されていない。誰でもしっている知識だろう。それを常用すると、誰でも神経が働かなくなり、特に脳性まひの場合、ただでさえ動きにくい手足が長い目で見たら、もっと動かなくなるのではないか。胃腸の動きも悪くなり、便秘にもなるとか。脳性まひを持つ人で、自分の意志でそれを飲む人たちもいるが、それは自分の意志で飲むわけだから、誰も止めさせられないが、それでもそのような人たちに対しては医者は副作用を徹底的に説明しなければならない立場である。それを医者である人が自ら「投薬」。おかしかったし、そこからプロ意識が問われるわけである。

   勿論、「人体実験」はもっと問われるし、極秘にしようとした事も同様である。更には、1977年9月初めのまだ炎天下の日に、身障園生たちは「日光浴」。僕も一緒にそうして、園生たちも、僕も体調が悪くなった事があった。僕は肩付近の血液が熱で凝固したらしく、肩が非常に痛くなった。園生たちも端から気持ち悪くなったり、発熱例も。熱中症(当時は、日射病)である。その後、福祉関係では、暑い時期の日光浴は行われなくなった。日本は低緯度の国で、北欧とは訳が違うと。当時も日射病の事は医者たちもよく知っていただろうに。確かに、ヨーロッパの医学書には「日光浴の効用」が書かれているが、テキストをそのまま取り入れる事は何なのかと。本当の医者ならば、北欧と日本の気候の違いとか、園生たちの体力も考えて、臨機応変に対応するはずなのに。関東地方の場合、温暖化が進む前も、「日光浴」は10月から4月までの間でなければならない。夏季はムリである。おかしかったと。(僕自らが肩が痛くなったのも何かの因縁だと今は思っている。だから、尚更、書けるわけである)。

  とは言え、プロ意識に欠ける医者は、無論、小林博士だけでもない。島田にいた元園生M氏も、後年の千葉の施設で人体実験手術が好きな医者とまた会ったようだし、前に述べた通り、北海道では、歩ける脳性まひの人に首の手術を強行して、寝たきりの状態にさせた無責任な医者もいたそうだ。対脳性まひ者に限らず、そのようなプロ意識に欠ける医者は日本中に多いと、昔からよく聞くわけである。その理由の一つも、明治の時にそれまでの東洋医学を切り捨てて、西洋医学だけにした事が原因かも知れないと思うわけだ。東洋医学の他に、医者として一番大事な「伝統的な医者の心」も無意識的に切り捨てて、単なる科学者の心として医学や患者を見る傾向が出たから。無論、それは第二次世界大戦中の日本の軍医が行なったと言われている人体実験の事にも絡んでくることも言うまでもない。僕の見た島田療育園の医学関係の歪みは、日本の医学の歪みの一部でしかないわけである。非常に難しい問題ともつながっていた所であった。

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