kinchan2008さんの日記

2019年 08月25日 00:08

「森」は何なのか

(Web全体に公開)



もう21世紀も2割近くが過ぎてしまったのに

学校現場では
「完食指導」の名前で虐待が行われているという記事です。


日本の行政は
教育に税金を使いたがらない地域が
多数派です。

したがって
学校給食は
よりお金のかからない
センター方式になった学校がたくさんあり
そういう学校では
食器回収時間の制限が厳しいため
「完食するまでいつまでも片付けない」という技が使えません。

そういう理由で
完食指導は
以前に比べたら
かなりマイルドになりました。

それでも
一部に根強く
非人道的な行為が残っているのは

「木を見て森を見ず」という教員が
管理職まで含めて
多いということのように感じます。

もっと言えば
教員も子どもも
「従順である」ということを求められるため
自分の頭で考えていない
ということかもしれません。


食材を大切にすることは必要です。
また
栄養士が厳密に栄養バランスを計算して作る学校給食を
子どもの健全な成長のために
完食させたいのもわかります。

しかし
それは
恐怖や苦痛で強制することではなく
食品ロス問題の学習や
楽しい会食体験や
栄養学についての初歩的な指導など
教育的な手法で
実現を目指すことだと思います。


記事では
文部科学省のガイドラインを勉強しろと書いてあります。
それはそれで正しいことではありますが
「そんな暇はない」というのが
現場の教員の正直な心情ではないでしょうか?
文科省は
ありとあらゆるジャンルで
この手のガイドラインや通達を出していて
「後は知らない」という態度が
垣間見られるからです。


しかし
そうではあっても
「森」として

(1)自己肯定感を育てる
(2)交わりの力を育て集団の教育力に依拠する
(3)生活と学びをつなげる

などの基本方針を理解していれば
「威嚇や罰による調教」は避けられたと思うのです。

そのためには

合理的な教育理論を身につけた
まともな管理職・教員を増やしていくことが
急務です。

自分の頭で考えない先生が
自分の頭で考える子どもを育てられる
はずはないのですから。



激怒して食缶をひっくり返す…過剰な「完食指導」をなくすため、学校に今求められること(オトナンサー) 8/24(土) 6:10配信 (抜粋)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190824-00047372...



 学校給食を残さず食べるように強引に指導する「完食指導」で、指導が過剰になって体調を崩したり、不登校になったりする子どもがいます。さらに、それが原因で「会食恐怖症」という精神疾患になるケースもあります。


多くの教師が文科省の手引を知らない
 筆者は、学校給食の過剰な完食指導や会食恐怖症についての相談会を定期的に行っています。先日、開催した保護者向けの相談会では、「担任の教師が給食の過剰な完食指導を行うため、子どもが登校することを渋るようになった」というお母さんが複数参加していました。

 完食指導といっても、筆者が相談を受ける事例は「全員が全て食べ終わるまでお昼休みはなし」「食べないことに激怒し、食缶(給食を保温して運搬する容器)をひっくり返す」「牛乳が飲めない子に、授業そっちのけで5時間目もずっと牛乳を机に置く」など、時代錯誤と言わざるを得ない“過剰な指導”がほとんどです。そして、保護者の中には、自分の子どもが受けたこうした過剰な指導について、涙を流しながら話す人もいます。

 もちろん、時代の流れからすると、全体的にはそうした過剰な指導は徐々に減っているとは思います。しかし、いまだにこうした指導が行われているケースを聞くと、とても残念な気持ちになります。

 では、どうすれば過剰な完食指導をなくすことができるのでしょうか。筆者は、教師や学校側でできることが、まだまだあるのではないかと考えています。実は、給食時の児童生徒に対する指導方針を文部科学省が定めた手引があるのですが、それを教師が知らないケースが多いというのです。

 この手引は「食に関する指導の手引(第2次改訂版)」といいます。その中に「個別相談」という項目があり、給食を食べられない児童生徒への改善を促す指導を行うときの留意点として、以下の9点を挙げています。

(1)対象児童生徒の過大な重荷にならないようにすること
(2)対象児童生徒以外からのいじめのきっかけになったりしないように、対象児童生徒の周囲の実態を踏まえた指導を行うこと
(3)指導者として、高い倫理観とスキルをもって指導を行うこと
(4)指導上得られた個人情報の保護を徹底すること
(5)指導者側のプライバシーや個人情報の提供についても、十分注意して指導を行うこと
(6)保護者を始め関係者の理解を得て、密に連携を取りながら指導を進めること
(7)成果にとらわれ、対象児童生徒に過度なプレッシャーをかけないこと
(8)確実に行動変容を促すことができるよう計画的に指導すること
(9)安易な計画での指導は、心身の発育に支障をきたす重大な事態になる可能性があることを認識すること

 基本的には、この9点が守られているのであれば、会食恐怖症や、給食をきっかけとした不登校などの大きな問題にはならないはずです。しかし、現状としては「手引に目を通したことがない」と話す教師も多いようです。

 毎日、多忙な教師からすれば、「そんな余裕がない」というのが正直なところかもしれません。だからこそ、職員会議などの時間を使い、学校全体でこういったことを確認・共有する機会を設けるべきだと思います。

 また、保護者から児童の給食に関する相談を受けた場合は、なるべく柔軟に対応してほしいと思います。クラスの残飯を気にするよりも先に、生徒の健康を気にすべきです。それができている前提での「完食率」なのではないでしょうか。


完食率が高い学校の共通点
 筆者がさまざまな教育機関を訪問したところ、給食の完食率が高い学校やクラスには、1つの共通点があることが分かりました。それは「子どもたちの食の個性」を尊重した指導をしていることです。これは当たり前のように聞こえますが、過剰な完食指導をなくすには、こうした当たり前の積み重ねこそが大切なのだと思います。

日本会食恐怖症克服支援協会 山口健太

コメント

もっさん

2019年 08月26日 10:23

何事もやりすぎはいけません。
栄養バランスのいい食事であっても
嫌々食べていてはむしろ精神的に不健康になりそうですね。

kinchan2008

2019年 08月26日 23:12

>もっさんさん

それが普通の感覚だと思うのですが

近視眼的になっている教員があまりに多いと感じています。

SNS オールギャザーへようこそ!

パスワードを忘れた方はこちら


新規登録はコチラから

他のアカウントを使って新規登録・ログインする場合はコチラから

オールギャザーとは?

世界初!社会貢献型SNSです

AG募金に、ご参加を!

ヾ(´▽`)ノ

募金カウンターの仕組みは?

サイトを利用すると、募金カウンターがカウントし、自動的に募金活動ができます。

例えば

ログインをするだけでカウント

日記やコメントやコミュニティを書く、見るだけでもカウント

友達のプロフに訪問してもカウント

利用するほど、募金活動ができます。

すべて無料です!

会員の皆様には金銭的負担は一切ありません。

すべて無料で、ご利用できます。

どうぞ安心してご利用ください。

登録は簡単!

→ 新規登録 ←

ーーーーーーーー
お笑い月間!
ちょっと、クリックして
みてください^^
  ↓
→あなたの運気を上げます!

→みんなの声
ーーーーーーーー

お知らせです