トシコロさんの日記

2019年 08月10日 09:56

島田療育園実録小説書きと、僕の近代歴史観の広がり

(Web全体に公開)

  日本が1932年の満州事変以降に中国侵略をして、ナチス・ドイツと一緒に戦争の道を歩んだ因縁を昨年の今ごろまでは、単に「当時の日本政治の腐敗、経済の悪化、軍部の横暴」だと考えていた。確かに、それらも極めて重要であるが、いつの間にか、それよりもはるか以前に根があった事に気が付いている。昨日は日清戦争までさかのぼったが、日本人と日本政府や役人たちの集合無意識レベルでは、もっと過去に根があるわけだ。事実として、僕は語る。19世紀後半から、日本人は中国文化みたいなものを程度が低いものとして見るようになったと。1842年ごろのアヘン戦争以後、欧米諸国は中国をバカにするようになったが、丁度、その後に日本は開国し、1868年に明治維新を迎え、後は欧米を見習うようになったが、その過程で当時の欧米人の中国をバカにする意識が入り込み、これも見習ってしまったようだ。その意識が19世紀末の日清戦争勝利で強まり、固定化して、第一次世界大戦直後にも中国への干渉もあったし、時を経て、政治の腐敗や軍部の横暴なども絡み、満州事変以後に表面化し、大規模な侵略にもつながったと。とにかく、1930年以降の15年規模では片付けられない問題である。


   そして、明治期の漢方薬や鍼医療切り捨ても、この流れではないかと思ってしまう。確かに、当時の西洋医学は日本で深刻だった赤痢やコレラ、その他の細菌性の病気を撲滅もできたから、その面からも日本人の医者たちが西洋近代医学になびいたのは判る。とは言え、最近やウィルス以外の原因の病気には漢方や鍼治療が有効である事実も切り捨てている。「漢方は程度が低い」と。そして、医学大学でも漢方などは学ぶ事がなく、医者含む、多くの日本人に忘れ去られ、第二次世界大戦後も長く顧みられる事がなかった。その医者の一人であった小林博士も漢方や鍼、指圧を知らないまま、障碍児医療に当たり、試行錯誤しながら、困り果て、「身体硬直には麻薬が効く」という事を欧米の医学書から見て、副作用の事を知りつつも投与したと。僕自身、一職員からある場で「食後に飲ませている薬は医療用麻薬とビタミン剤を混ぜたもの。私もそうだし、良識のある職員たちはその薬をそうっと捨てています」と直接聞いたわけです。

  つまり、医療用麻薬問題を一つ採っても、その根は明治期の漢方医療関係切り捨てにもつながるわけである。そこから僕の歴史観も変わってきた、大きく歴史を捉えられるようにもなったと言えよう。因みに、「日本人の聖書誤解」は遠藤周作氏によると、戦国時代にまでさかのぼるらしいから、もっと根が深い問題だろう。島田療育園の小説書きは僕の歴史観を今後はもっと変えるわけである。それだけ、根が深い問題を持った所であった。

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