封建制度の時代は結婚は親か、疑似親みたいな人が相手を定める「お見合い」なるものの結婚が主流だった。戦前生まれの僕などの父母たちの世代の日本人もそのような結婚していた。戦後は封建制の衰退で、お見合いも廃れたが、恋愛文化も定着せず、また、親子不和や夫婦不和など、家族制度も破綻し、平成に入り、経済関係も重なり、非恋愛・非婚例も増えている。でも、僕は思うが、水面下では日本の庶民たちは新たな形の男女関係や夫婦を模索しているのではないか。何も日本に限らず、改革みたいな事が起こる前は庶民の間で水面下の目立たない変化が起きているからね。フランス革命もその一つだったわけだし。やがては日本で、恋愛革命・夫婦革命みたいな事も起きて、新しい感覚・形式の恋愛や結婚が出るのかもしれない。今は「産みの苦しみ」の時期だとも見る事ができる。