トシコロさんの日記

2019年 06月20日 11:53

日本人の恋愛・結婚に与えた1989年以降の社会変化

(Web全体に公開)

一見、個人間の問題に見えて、恋愛や結婚は実はその時の社会状況の影響を強く受けるものである。勿論、国ごとの社会状況によっても違うが、ここでは戦後の日本の恋愛・結婚の様子を見たい。


  終戦直後の1940年代後半は新憲法により、「男女双方の合意による結婚の自由」が保証された事もあり、恋愛や結婚への希望が若者たちの間に膨らんだ。その様子は石坂洋二郎著「青い山脈」という小説や映画に描かれているから、興味のある方はその本か映画を見てみると良い。当時の日本人は貧しかったが、新憲法の下、「平和国家の新日本を作ろう」と未来志向で頑張った人達が多かったそうで、未来への強い希望が人々を結び付け、特に男女の恋愛を促した。未來日本の事を語り合っている内に男女が好きになり、非常に互いを大切に思えて、そこから恋愛、更には結婚に至る例も多かった。まさに「青い山脈」の歌の通りである。その歌を知らない人は、インターネットで検索して聞いてみて下さい。

  でも、沖縄県は別にして、次第に戦争の記憶が薄れると共に、人々はお金に関心を持つようになり、人々の話題もお金に移り、富む事への夢が人々を結び付けるようになった。1950年代後半には「もしも、月給が上がったら」という歌も流行っている。その傾向は池田勇人首相が導いた高度経済成長路線で強まっていった。お金の面で未来志向に多くの人たちがなっていき、それが恋愛や結婚にも影響を与え、男女も結びつけたわけである。途中、1973年ごろの石油危機の中だるみの時期はあったが、その傾向は1989年まで続いた。反面、お金主義に疑問を持つ人たちも多くなり、その人たちは別の社会ヴィジョンを色々と描き、彼らも未来志向になり、そのような事が彼ら、特に男女を結び付けた。その中には、先に述べた通り、お金主義からあふれた身障者や難病を持つ人たちもかなりいた。考え方は根本的に違っても「未来志向」という点では一致しており、未来へのヴィジョンが人々、特に男女を結び付けている。

  ところが、1989年以降は誰の目にも日本経済は伸びず、これ以上は富まない事が明らかになった。まず、若者層から、富の未来志向は消えた。それと同時に、それに反対していた人たちも未来ヴィジョンが見出せなくなり、どちらも未来志向ではなくなった。人々の話題は「今」か「過去」だけになった。本来、歴史検証は未来作りの為なのに、歴史を見ても未来が見出せなくなったわけである。それだけ、社会状況が判りにくくなった証拠である。性的な興味や感覚だけでは、未来志向にはならないから、恋愛や結婚には至らないし、至ってもすぐ別れたり、あるいは、心愛ちゃんの父親のように、妻子に性的暴力を加えて不幸になる例ばかりである。非婚とか非恋愛、離婚激増も当然だと思う。


  徹底的に考えたが、新時代の社会ヴィジョンは簡単に出せるものではない。個人で出すようなことでもないわけだし。何かの団体でも出せない。それだけ大きな事である。しばらくは未来ヴィジョンなしの状態が続くかもしれない。

   ならば、自分なりのやりたい事を決めたり、独特の結婚生活をイメージングして、合う異性に強力に働きかけていかない限りは幸福な結婚は誰でもムリだろう。身障者だけでもないわけである。社会ヴィジョンがない時代。強いて言えば、自分たちしかできない非常に幸福な愛や結婚生活を作れるチャンスの時期だが。

  そして、何でも良いから、自分のする事や独特の結婚生活を多くの人たちが作っていけば、そこから新時代の社会ヴィジョンも自然に出て、今までとは違った性格の良い社会になっていくのかもしれない。

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