仲よくと愛は本当に違うようだね。仲良くは情緒性と感情が主で、自己中心的な面も強い。歯車が狂うと大きなケンカにもなってしまう。光明学校で、全てではないが、お母さん同士がそうなり、やがてケンカになるいきさつを見て、中学時代あたりから僕も仲良し関係に疑問を持った。　　　　　　　　　　　
　これに対し、愛は相手への思いやりもかなり含む高度な関係だから。「思いやり」はかなりの洞察力が必要。感情と情緒だけではないと。関わり合う以上は互いに思いやって当然だし、男女の恋愛も感情と情緒だけではどうにもならないわけだ。思いやりがあって、初めて恋も愛に進化すると。相手への尊敬の念も生まれる。
　愛以上が見つめ合いだろうね。愛とどう違うのだろうか。互いをもっと高度な視点から見つめると言おうか。思いやりよりも高度で、そこから一緒に暮らす姿も脳裏に浮かぶと見ているが。
　因みに、長らく僕は恋愛不信だった。今思うと、恋愛の「情緒と感情」の面ばかり見て、思いやり以下を気が付かなかった為だった。それ故に御縁を逃したかもしれないが、過去は未来を良くする材料。情緒面に走らなければ良い。それは男同士、女同士の関係でも重要な事だが。