今日は
震災直後から福島支援を続けている友人Cの主催する
福島復興写真展に行ってきました。
画像は
直前に寄った古民家カフェでのランチです。
結論から言えば
福島は
まだまだ復興への道のりが遠く厳しいということです。
写真家の方の解説によれば
今も放射線量の高い地域が
次々に避難指示解除され
「もう避難指示は解除したからまだ残るなら自主避難」
「自主避難には支援はしない」
「福島事故が終わったからオリンピックをしても大丈夫」
と言う行政の思惑が年々強まっているとの事でした。
数十頭の乳牛を
2ヶ月かけて全国に避難させた酪農家の話がありました。
原発のすぐ近くにあった老人医療施設では
すぐに帰れるものと思っていたが
原発事故のために帰ることができなくなり
スタッフは
薄いナース服だけで屋外でも動き回り
入院患者の避難を何度も繰り返したそうです。
1週間以上が経って
いよいよ命が危なくなってきて
行政に助けを求めたところ
「もう少し様子をみましょう」などと言われ
怒りに震えて
福島県内各地の病院に直接連絡を取り
9日間で
ようやく生き残った患者を
全て避難させられたという話も読みました。
チェルノブイリの基準に比べて
事故の後に緩められた日本の放射線基準が
あまりにひどい話は以前から知っていましたが
来場者の感想を読むと
そういうこともほとんど知らされていないようですね。
まだ事故の全容もよくわかっていません。
長い長い
復興と廃炉の道のりを
注意深く見守っていく必要があると思います。
コメント
もっさん
2019年 03月10日 10:38
あの日から明日で8年になるんですね。
昨日もテレビで当時の様子の番組を観ましたが
長時間の避難で命を落としたお年寄りが
あんなに大勢いらっしゃったことは知りませんでした。
私には何ができるかわかりませんが
これからも福島の方々、復興に携わる方々を
応援していきたいです。
kinchan2008
2019年 03月10日 20:07
>もっさんさん
復興支援の活動をしている友人は
「直後は関心がものすごかったが、3~4年で無関心な人が増えた」
と言います。
風化させないことが
最低基準だと考えています。
そういう点では
みなさんのコメントは
本当にありがたいです。
これからも
よろしくお願いいたします。