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私は
自分に自信がありません。

けれど

美しい絵の「構図」を
自分で持っていなくても

他人のイメージした「構図」を生かす「絵の具」にはなれる
としたら

それで十分です。


私はね。




「誰かの絵の具になりたい」

　　　作詞＝葉月／補作詞・作曲＝kinchan2008


誰かの　絵の具に　なりたい
命を　塗り込め　生きたい
誰かの　絵の具に　なりたい
この魂が　尽きるまで


灰色の記憶(メモリー)が　
死ぬほどに　哀しくても
黄金の思い出が　
遠ざかる　幻でも

　重ねた　心の　深い闇を
　白いチタンで　和らげて
　無くしかけてる　不変の愛を
　希望の色に　とどめたい　だから

誰かの　絵の具に　なりたい
命を　塗り込め　生きたい
誰かの　絵の具に　なりたい
この魂が　尽きるまで


泣き顔を淡く描(か)く　
流れてる　胸の奥を
肌色を濃く描(えが)く　
絡み合う　腕と腕を

　孤独に　したたる　赤い怒り
　黒く鎮める　グラファイト
　迷い続ける　弱気な夢を
　大地の色に　とどめたい　だから

誰かの　絵の具に　なりたい
命を　塗り込め　生きたい
誰かの　絵の具に　なりたい
この魂が　尽きるまで

　「忘れないで」とは　言えはしないだろう
　遠く離れたなら　会えはしないだろう
　何度も　何度も　何度もパレットに絞り出す
　この世に　ひとつの　抱きしめたさを　だから

あなたの　絵の具に　なりたい
命を　塗り込め　生きたい
あなたの　絵の具に　なりたい
この魂が　尽きるまで