佐久のみなさんへ．　　　　　　　　　　　子供向け随筆１２月号

　今年も１２月になります。このうらは冬らしい科学のお話です。
　
クリスマス・カードも送ります。気が早いですが、クリスマスの後はお正月ですね。かなり昔ですが、ぼくは多くのお友だちと千葉県の犬ぼうさきという、関東の東の果てみたいな所に大みそかから元旦にかけて行き、初日の出を見た思い出もあります。東の空がしだいに明るくなり、たいようが少しずつ上がっていくように見えたわけです。日の出の時のたいようは、本当に赤い色でした。昼間のたいようは黄色に見えますね。それゆえ、たいようを赤く描く理由が子供の時からわからず、へんに思っていましたが、それは日の出の色であるかもしれませんね。信州は広く、北部は雪が野原にたくさん積もっている東の野原から日の出が見える所もあると思います。南部は雪はなく、そのまま日の出を見る所もありましょう。でも、さむいですから、日の出を見に行く人はしっかり着物をきこんで行って下さい。
　
今年のお話はこれで終わりです。来年も書きますから、よろしくね。
　読んでくれて、ありがとう。
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　先に載せた「雪原の下の多くの命」の紙の裏に書きました。