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　　今日も時季外れの漢詩ばかり学びました。その一つ、王安石の「梅花」です。

　　牆角数枝梅／凌寒独自開／遥知不是雪／為有暗香来

　　牆角、数枝の梅／寒を凌ぎて、独自り（ひとり）開く／遥かに知る、是れ雪ならざるを／暗香有りて、来たるが為なり




　　牆角は、土塀の一角らしいです。そこに数枝の梅が、寒さにもめげずに咲いている。遥か＝遠くからも、雪ではないかと判るのは、どこからもなく漂う良い香りのためである。

　　

　　このようになりますね。「雪みたい」から、それは白梅である事も判ります。中国の冬は寒いですから、梅が咲いた時は春の実感が日本よりも強くなるはずですね。日本はまだ気候が温和です。春の到来を作者は梅を見て喜んでいると。僕なんかは梅の時期は寒くて仕方ないし、第一、体がおかしくなるから、梅見などは僕はしませんが。日本と中国の違いもそこから僕は感じます。そう言えば、高校時代、漢詩を習った時もそのような事も感じた。日本と中国は違う国だなと。だからこそ、漢詩が面白くなりました。違うからこそ、素晴らしい。あらゆることに言えますね。男女もそうだと。だから、僕は異性を求める。これで良いし、未来の宇宙人との交流もそうでしょう。今からでも宇宙人が訪れたら、相手の星の文化や生活を彼らに思い切り僕は質問するわけです。全て一貫したものがあるわけです。（写真は中国の梅の花です。さすが梅の国、その写真はいくらでもありました）