前々回。前回の日記の続きなんで、読んでない方はここでターンオフ推奨☆
まずはちょっと前のニュース引用から。
中国女児“見殺し”事件
2011.10.31 07:56
▼サンデー・タイムズ(英国)
中国では誰もが孤島だ
23日付の英日曜紙サンデー・タイムズは中国・仏山で起きた事件について、「ひき殺した方が安くついたと運転手は語った」というマイケル・シェリダン極東特派員の詳細なリポートを掲載した。
記事は、運転手が女児をはねた後、後輪で再びひいたことについて、「もし女児が即死していたなら2万元(1元=約12円)を支払えば済んだ。ケガだけなら(医療費で)何十万元を払わされるかもしれない」とテレビのインタビューで証言したことを取り上げる。
四川省では、5歳の少年をはねて軽傷を負わせたトラック運転手が口封じのため改めてひき殺す事件が起きた。35歳の運転手は「いくら払えばいいんだ」と言ってのけたという。
中国では路上の負傷者を助けた人が罪をなすりつけられる例が少なくない。女児ひき逃げ事件では18人が見て見ぬふりをして通り過ぎ、助けたのは「何も失う物はない」という廃品回収業の女性だった。その女性も騒ぎで大家から部屋を追い出され、いったん帰郷せざるを得なかった。
以上引用終了。
まあこの運転手たちのひどい鬼畜であることは論を待たない。天国にゃいけないね。しかしこれ話題になったのは最後の「通り過ぎた18人が被害者を見殺しにした」という部分。
自分がこの「18人」に入ったとしてよく考えて欲しい。路上の負傷者を助けた人が罪をなすりつけられる例が少なくないという、かの国で「リスクばかりでリターンのない行為」を果たしてできるだろうか。
自分はできない。見ず知らずの人間はどんなに困っていても助けない。その代わりどんなに自分が困っても見ず知らずの人間に助けを求めない。これを「心の貧しい人」と見下せる奴。それは「偽善者」というレッテルを貼らせていただきますのであしからず(笑)。信条なんですよこれは。重い決意と言ってもいい。
自分には自分自身も含め守らなきゃならない人。物がまだあるんですよ。他人のためにそれを失うわけには行かないと言い換えればまだわかりやすいかな。
自分に嘘をつくのは習慣性のある性癖として積み上がるので注意している。まあ発信するかどうかはケースバイケースでよ。なんでもかんでも馬鹿正直に言っちまうのは子供と下層のやること。
「大人はいちいち説明したりしない」(byカイジの利根川)を座右の銘としてこれからも勝ち組に居続けたいと思う所存なんであります。
けけけけけ。
はい。おしまい。
コメント
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2018年 05月11日 22:07
私も、違う文化圏での非常事態を、自分の回りでだけ通用する倫理観でどうこうは言えないと思っています。以前、ピューリッツァー賞受賞戦場カメラマンのケビン・カーターが被写体の少女を助けなかったことで非難されたときも、戦場という命がかかった特殊な場所でのことを、安全な場所で炬燵入りながら非難することなんてとても出来ないと思いました。
そういえば以前、多摩川の川岸で倒れてる人を発見してひとりで救助したことがあるのだけど、それ話したら友人に「その倒れてた人の意識があってよかったね。もし意識がなかったり最悪死んでたりしたら、あなた警察に疑われて面倒なことになってたかもよ。」って言われました。確かにその可能性はありますね。
私には守らなきゃならない人はいないけど、自分のことは守りたいと思います。
ウイグル獄長
2018年 05月12日 07:50
ワタクシは地元の路上で土曜日朝6時くらいに寝ている、こぎれいなOL風の女性を見かけましたものの当然声をかけたり起したりはしませんでした。まさに「面倒になるリスクはあっても得するメリットはない」と即時に判断したからであります。リスク回避できる大人は時として冷たいのです。けけけけけ。>よもぎさん
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2018年 05月12日 08:40
そういう場合、男性は女性よりもさらにリスクが多いものね。
私は落とし物のお財布拾うのが怖くて(既にお金だけ抜かれてたら疑われそう)、ちょっと前に図書館でお財布落ちてるの見たときは、スタッフに声かけて遠くから指差して「あそこにお財布が落ちてます!」って言って逃げました。充分怪しく見えるやん!(笑)